ライターが格闘技に挑戦しながら、それの人類史における意義を検証する本をだらだら読んだ。
上から目線で語るだけでは不誠実だと感じたからこそ、そうした二重構成にしたのだろうが…。
正直言って読みづらいだけだった。
村上龍が上から目線で日本サッカーと日本社会をdisるスタイルのほうが面白い。
今から振り返ると村上龍がスポーツを語るときにはスポーツマンへの尊敬心がいい意味で薄かったのだと思う。
ローマの貴族がコロッセオで闘う剣闘士をワインを飲みながら眺めるスタイル。
日本の風土の中でそれをもちえたのは豪胆だなぁ。